Double VPNとは?その仕組みは?
VPNに接続すると、通常トラフィックはリモートVPNサーバーを通過します。これによりIPアドレスが変更され、インターネットを介して送受信するすべてのデータが暗号化されます。この設定により、悪意のある第三者やサイバー犯罪者はあなたがオンラインで何をしているかを見ることができなくなります。
Double VPNでは、1台だけでなく2台のサーバーがあなたのオンライン活動を隠蔽します。これはVPNサーバーチェーンとして知られており、動作原理は比較的シンプルです。
- お使いの端末の通信は暗号化してから遠隔のVPNサーバーにリダイレクトされます。
- 通信データが遠隔サーバーに到着すると、再暗号化が実行されます。
- 暗号化した通信は2つ目のVPNサーバーに到着し、この時、通信は解読されます。
- あなたはインターネット上の目的地にプライバシーを維持しつつ安全に到達することができます。
2つのVPNサーバーを経由してトラフィックを送信することの利点
二重の暗号化
すべてのデータは追加の暗号化レイヤーで保護されています。これにより、犯罪者が解読する難易度が倍増します。
IPアドレスの保護
1つ目のVPNサーバーが実際のIPアドレスを変更するため、2つ目のサーバーではあなたに関する情報は保持されません。
完全なプライバシー
Web上のあなたの最終的な目的地は、プロバイダーを含む誰にも見ることはできません。彼らにはあなたがVPNサービスを使用していることしか分かりません。
二重の暗号化が必要な理由は?
高度なオンラインセキュリティやプライバシーが必要な場合、複数回暗号化を行う機能は欠かせません。ですから、次のような場合はDouble VPNを使用することをお勧めします。
Double VPNを必要としないとき
Double VPNとVPNチェーンの違いは?
理論上では、ほとんど違いはありません。Double VPNは、VPNチェーン(マルチホッピング、VPN over VPN、レイヤードVPNの使用とも呼ばれています)と同じ原理で動作します。ユーザーのデータは、1台だけではなく複数のVPNサーバーを経由してルーティングされます。ただし実際には、大きな違いが見られる場合もあります。
第一に、VPNチェーンは2台以上のVPNサーバーを経由することがありますが、ノードが1つ増えるたび接続速度が大幅に低下します。暗号化を強化するという安心感を得られますが、実際のセキュリティ能力は経由済みのVPNサーバー2台にかかっています。そのため、二重暗号化以上の対策を講じても、通信速度を犠牲にするほどの価値がない場合も考えられます。
次の点はさらに重要です。VPNチェーンは、複数のプロバイダーのVPNサーバーを経由する場合があります。このようなケースでは、VPNプロバイダー1社のサーバーが不正にアクセスされた場合もデータの暗号化は維持されます。しかし、プロバイダーのVPNクライアント間の互換性や、複数のサブスクリプション料金の発生といった特有の問題が生じます。
実際のところ、信頼性の高いVPNプロバイダーが提供する二重暗号化は、手動設定のVPNチェーンと同じくらい安全である上、はるかに高速です。例えば、すでにディスクレスサーバーを導入しているNordVPNは、ユーザーのインターネット上での行動を監視しません。そのため、暗号化されたデータを許可なく取得したり強制的に押収することはほぼ不可能です。
ダブルのセキュリティを
ぜひご利用ください
Double VPNをお使いいただくには:
NordVPNアプリを開きます。
[Specialty servers(専用サーバ)]を見つけます。
[Double VPN(ダブルVPN)]をタップして接続します。またはご自分のニーズに最適なサーバーを手動で選択します。
セキュリティ保護を開始しましょう
よくある質問
Double VPNが表示されないのはなぜですか?
2つのVPNを同時に使用できますか?
- ご使用のルーターにVPNを設定する
- NordVPNをデバイス(スマートフォンやタブレットなど)にインストールする
- VPNルーターネットワークに接続後、NordVPNアプリを起動してVPNサーバーに接続する
もう1つの方法は、NordVPNアプリの「専用サーバー」オプションにあるDouble VPN(ダブルVPN)機能を使用して接続することです。[Double VPN]をタップして瞬時に接続することも、お好きなサーバーを選択して手動接続することも可能です。